スタッフブログ
ちょっと懐かしい編
2017年04月12日
代表の田中丸です。
先に申し上げておきますが、今回は音楽のお話のみで、仕事と全く関係ありません(笑)
最近、自宅の整理をしているのですが、その中から大量の写真が出てきました。写真は見出すとキリがないので、見ずにゴソッとまとめて袋に入れて捨てるつもりで置いていた物を、わざわざ父が拾い上げてきてアルバムを作り始めました(笑)
仕方が無いので、それに目を通していると、懐かしいスナップが出るわ出るわ!
折角ですので、その中から少しだけお披露目させて頂きたいと思います。
つい先日、福岡に大先輩のバンド『LOUDNESS』ラウドネスご一行がお越しになられました。公演後、ゆっくりお話させて頂きましたが、日本公演が終わると海外公演があるそうで、お忙しくされてるようですが、変わりなくお元気そうで、とても嬉しく感じておりました。
私が昔、バリバリ現役でバンドをやっていた時代、それもアマチュア時代から、実はラウドネスの特にドラマーの樋口宗孝さんには大変お世話になっておりました。
樋口さんとは、私が大学1年生の時、東京は下北沢にあった『JACK POT』という無国籍料理屋さんへ、高校時代からのラグビー部の先輩が連れて行ってくれた時に初めてお目にかかり、興奮してTシャツにサイン書いて頂いたのを昨日のことように思い出します。
その内そのお店で私がアルバイトを始め、毎日のように来られていた樋口さんは、やがてありがたい事に弟子として可愛がって下さるようになりました。
ちょっと政略的ですね(笑)
面倒見のいい方でしたので、仕事上がりによく飲みに連れていって下さいました。
この写真は大学2年生頃だったかと思いますが、大学の仲間も一緒に飲みに連れて行ってくれた時のもの。樋口さんは、写真が嫌いだったので、長い時間ご一緒させて頂きましたが、なかなか写真におさまって下さらなかったので、これは当時ではとても貴重な一枚です。
96年頃に、樋口さんのソロアルバム『FREE WORLD』の制作に、曲作りからレコーディングのガイドベースを弾く所までお手伝いさせて頂きました。
この写真はその時のロサンゼルスのレコーディングスタジオ前にて。
人生で一番髪の毛が長かった時代です。
やがて98年に私がメジャーデビューするきっかけとなったバンドも、実は樋口さんのご紹介からでした。
『NO’WHERE』ノーウェアというバンドで、役者の柏原崇、柏原収史兄弟とともにメジャーデビュー。この時ドラムを叩いていたのが樋口さんの古くからの弟子の一人、藤井修さんでした。彼が樋口さんにベースを探していると伝えると、MARUに弾かしとったらええやん!と推薦して下さったそうです。ありがたいことに本人のいない間に話は進んでおりました。
まるで兄弟みたいですね?笑
いやいや、いつも怒られてばっかりでした。
こちらは1998年頃です。私がメジャーデビューして調子に乗ってた頃です(笑)
1999年頃にはナント師匠とルパン三世トリビュートアルバム(Vo.影山ヒロノブ、Gt.はたけ、Key.厚見玲衣、Ds.樋口宗孝、Bs.田中丸善威)でレコーディングをさせて頂いたりもしました。普通、弟子は同じ楽器が多いのですが、私が唯一違う楽器(ベース)でしたのでそういった事が実現しました。
2000年に入り、『CLOUDNINE』クラウドナインというバンドに誘われて加入。女性は当時コーラスしてくれてたサポートメンバーで、クラウドナインは基本4人バンドでした。
2002年頃にクラウドナインで川崎クラブチッタで行われたLOUDNESS主催のイベントに出させて頂いた時の写真がこちらです。
メンツは他にBAD CAVE, YKZが出演。
こちらは公演後の楽屋です。とても懐かしいです。なぜか私の弟子がど真ん中を陣取っております(笑)
この後には、一緒に写真撮った記憶が殆どありません。近くにいると、いつでも撮れるのと、今更一緒に写真撮って下さい!と言いづらいのもありましたね(笑)言った所で『アホか!』一蹴されていました。
探せば出て来るのかもしれませんが、今のところ発見できません。
私が2008年春から渡米をしたのですが、その直後に肝細胞がんが発覚、その秋には残念ながらお亡くなりになられました。49才と11ヶ月。私は遠く離れていたせいか、未だにピンと来ていませんが、私が音楽から離れる切っ掛けの一つになった出来事である事には間違いありません。
約17年、お世話になり続けた我が師匠、樋口宗孝さん。私が東京に住んでいた18年間、今振り返ると内容の濃いとても貴重でとても面白い人生を歩ませて頂きました。また、沢山の出会いや経験をさせて頂きました。とても感謝いたしております。
今は蝶のように輝く世界と正反対の世界で、世の中を下から支える事にとても遣り甲斐を感じて毎日仕事に励んでおります。
これからも今の仕事に誇りを持って、地に足を付けてこの福岡という街でしっかり生きて参りたいと思います。
写真というものは、色んな出来事を一瞬にして昨日のことのように蘇らせますね。また時間を見つけて父の整理したアルバムを開いてみたいと思います。
皆様も、何となく積み上げられた部屋の片隅の段ボールや物置の中等、整理もそうですが、たまには人生を振り返るいい切っ掛けや話題作りになるかもですよ。また、甘酸っぱい記憶や苦い思いでは、これから先に進む何かの切っ掛けとなるかもしれませんよ。今ある道は正しい道なのかな?など。。。
勇気を持って過去を覗いてみられる事もたまにはいいですね!
もしそれらの処分に困れば是非お声がけ下さい。
他にも懐かしい写真は沢山ありましたが、今回は樋口さんをクローズアップさせて頂きました。
最後までお読み下さりありがとうございました。
田中丸善威